人と人のつながり「縁」を大切にします。

昭和23年私の祖父はビニールハウスで花鉢を作り、販売を始めました。
その時名乗った屋号が翠豊園…我社の始まりです。
祖父はその花をリヤカーに乗せ20～30ｋｍはなれたところまで売りに行っていたそうです。
売れない日も多く売れた日はそれはそれは嬉しかったと聞いています。
お客さんと花について話したり、世間話をしたり、常連さんもでき…信頼関係もでき…祖父はお客様のありがたさを身を持って知っていました。

昭和35年観葉植物を貸すという、貸し植木（グリーンレンタル）を始めます。
当時はまだ、観葉植物は珍しくステータスな物でしたから、値段も高く、飾るという意識が強かったので今のようにインテリアの一部という考え方ではなく、観葉植物そのものが鑑賞するものでした。

昭和63年になると本格的に造園を始めますが、最初は庭造りを依頼してくれる人なんていません。
年間3件くらいだったでしょうか。あとはお客様の御紹介や口コミ、何かの御縁で一般のお宅の庭造りや、大きな工場の植栽工事など、しだいに施工させていただくようになり、今では何百件と工事させていただくようになりました。

平成2年には株式会社にし、なんだかかたい名前に感じますが、今までいろんな人に助けていただいたこと、人と人のつながり「縁」を大切にすることは忘れません。
それは技術と一緒に次の世代へ伝えていかなくてはならないものです。我々はこれを教訓とし、人の為になり人から喜んでいただけるものを造り続けたいと思います。